アンテナアナライザーの製作記事をネットを調べてもDDSにSI5351Aを使用した
記事が少なく、DG7EAOさんのアンテナアナライザ MKIIを発見しました。
基本はK6BEZさんの回路からDDSをSI5351Aに変更、更に入力のオペアンプを省略
した設計となっています。
更に探したら、NJ9Rさんの記事を発見しました。

DG7EAOさん Antennen Analysator MKII

Antennen Analysator MKII (dg7eao.de)

NJ9Rさん $50 Antenna Analyzer

周波数、スキャン幅はVRで設定出来る回路となっており、部品のILI9341や
SI5351Aは秋月電子通商より購入し早速製作しました。
しかし、すぐには動きませんでした。

1.ILI9341は3.3Vで動かすか5.0Vで動かすか、基板の裏にジャンパーが
 ありました。
 購入時ジャンパーなしの3.3Vモードになっています。
 この状態で5.0Vモードで動かしても表示が正常にされませんでした。
 スケッチ例adafruit ili9341 graphicstest は何故か動きました。
 TFT-ILI9341は動かない。
 このジャンパーを見つけるまで相当時間がかかりました。

2.SI5351AのSCL,SDA信号ラインを10KΩで5Vにプルアップする。
 
上記、2点の問題を解決し無事動作しました。

nj9r



秋月電子通商

スタンドアロンでは帯域幅が小さく、全体が見えないのでPC版VNAの
ソフトを接続しましたら、全体のSWRが見え予想以上の性能で
非常に満足できるものでした。
14MHzのデルタループアンテナに7MHzの電波を発射するのですが
アンテナカプラーを使わなくてもSWR1.0になっている事がこれで
確認できました。

PS:完成した後にわかった事ですが、ILI9431のディスプレイが結構
  高いです。
  ディスプレイを外して、ブリッジとSI5351とARDUINO NANOで
  組み立て、PCで接続すれば\1,500円位でアンテナアナライザーは
  完成します。

2階建ての家の屋根のひさしに給電点、約5mH 3角形の底辺は物干竿
4mHで14MHz用のデルタループアンテナを張っています。
参考にSWRを添付します。

14


また、北側に3.5MHz用のデルタループアンテナを張っています。
参考にSWRを添付します。


80m