実家でアマチュア無線を再開しようとアンテナ張りを検討していた
ところ、アンテナの共振点を見るアンテナアナライザーを知りました。
メーカー製品は高額なので自作は出来ないかネットを調べたら

JA3HKR吉田OMの記事を見つけ最速小生も製作しました。

CQ102.pdf (print-man.jp)

カウンター付きのテスターなど持っていなく、カウンターを内蔵しました。

アンテナのインピーダンスは50ΩなのでVRは必要ないとの意見もありますが、
実際のアンテナインピーダンスを把握するにはVRはあった方が良いと思います。
アンテナ端子に50Ωのダミーを接続してVRでディップ点を見つける。そこが
アンテナのインピーダンスは50Ωの所です。
75Ωとか30Ωの抵抗を接続してVRでディップ点を見つける。そのVRポイントを
印をつけておく。
ダミーを外してアンテナを接続してVRでディップ点を見つける。ここがアンテナ
のインピーダンスと思います。


ltc1799a

1年ほど、このアンテナアナライザーを使用しておりましたが、何とか
50MHzまで周波数を伸ばせないか検討しました。
LTC1799を廃止して74HCT4046でVCOを作りましたが50MHzまで発振してくれません
でした。
吉田OMのこの記事ではブリッジの前に74HC00が入っていて30MHzまでなら問題
ないが50MHzでは信号が減衰し過ぎのため、74HC00は撤去しました。

50


何とか50MHzまで伸びないか検討していたところ、arduinoとSI5351を使用した
発振回路を見つけました。

10kHz to 120MHz VFO / RF Generator with Si5351 and Arduino



ブリッジ回路はどうするか?
クラニシさんのBR-510の回路を利用させていただきました。
インピーダンスの値が周波数で変化して満足な結果は得られませんでした。

br510acircuit.pdf (nippon.to)


si5351a_1

次にBR-400の回路を利用しました。

br400ci.pdf (nippon.to)

デップはするのですが、まだまだ改善の余地があります。


si5351a_2


LTC1799,SI535共に出力は矩形波となっております。正弦波でないと高調波が多く測定器には
向いていないと言われており、LA1600を使用した発振器を製作してブリッジの入力にして
みましたが、大きな変化はありませんでした。
回路は下記ページを参考としました。

LA1600を利用した、高周波発振器の製作 (asahi-u.ac.jp)



la1600



TFTを使用したアンテナアナライザーの製作に続きます。